大学生の日常

まったりいきます。

人生に影響を与えてくれた自己啓発本

『夢をかなえるゾウ』水野敬也

この本は、ガネーシャというインドの神様の姿をしたゾウが登場し、主人公に「夢をかなえる」ための実践的なアドバイスをくれるストーリー。ガネーシャが伝える教えは、シンプルでありながら深いもので、現実的に役立つヒントが多数ある。

物語の主人公は、夢を持ちながらも行動に移せずに悩んでいる青年。ガネーシャは、そんな彼に無駄なことをやめ、今すぐにできることから始めるように導いていく。時に厳しく、時にユーモラスに伝えられるアドバイスが、読みながら心に響く。

この本の魅力は、単なる自己啓発書にとどまらず、物語形式で進むため、読みやすく、心に残る点にある。ガネーシャの教えが、実際の生活で役立つ「行動」につながるものになっている。例えば、「思い立ったらすぐに行動する」「小さな努力を積み重ねる」といった具体的なアドバイスが、日常生活に取り入れやすいと感じた。

また、ガネーシャが時折見せるおかしみと深い知恵が絶妙なバランスで描かれていて、読み進めるたびに元気をもらえる作品。少し自分に自信がなくなった時や、現状に行き詰まりを感じた時に読んで、前向きな気持ちにしてもらった。

 

 

 

『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健

この本は、アドラー心理学を基にした自己啓発書で、人生のあらゆる悩みや人間関係のストレスに対して、どのように向き合って生きるかを教えてくれる。特徴的なのは、主人公(青年)と哲人(哲学者)の対話形式で進行し、哲学的な問いかけを通じて、人間関係や自己実現について深く掘り下げていく。

「嫌われる勇気」というタイトルからもわかるように、他人の期待や評価に縛られず、自分らしく生きることの大切さがメインテーマになっている。特に「他人の評価を気にせず、自由に生きるためにはどうすればいいか?」という問いに対する答えが、心に響く。

アドラー心理学に基づいて、青年と哲人は「過去のトラウマを引きずることなく、今から変わることができる」「他人の期待に応えようとすることで、自分を犠牲にしない」といった価値観を提示していきます。これにより、「自分の人生をどう生きるか」を根本的に考えさせられます。

「嫌われる勇気」という言葉は、他人との摩擦を恐れている私たちにとって、怖いかもしれない。しかし、他人を気にせず自分を大切にすることの重要性を理解すると、逆に心が軽くなり、もっと自由に生きたくなる気持ちが湧いてくる。

特に人間関係や社会的なプレッシャーに悩んでいる人におすすめで、読むことで自分の価値観や行動が変わり、より前向きな自分に出会えること間違いなし